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荒廃して忘れられた街がありました。
人形の少女はかつてそこに存在した文明によって作り出されました。
半永久的な活動を可能にした人形。
そんな彼女は、その文明が消えてなくなり、
街が街の機能を果たさなくなった今でも
そこに在り続けていました。
彼女は何を思ってか、夜の街をゆっくりと歩き回ります。
空を見上げても、汚染された空気のせいで星と呼ばれたものは見えません。
月の灯りだけが 彼女の標でした。
何日も、何十日も、
何年も、何十年も、
少女はそうして、過ごしていました。
「この、人で言いますならば心臓が位置する辺りを占める空白はなんなのでしょう。」
- 2012/08/18(土) 08:58:05|
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言葉の残骸を拾う
聞き入れられなかった 必要とされなかった
砕けて粉々の 僕の言葉の残骸
(たった一言、「あいしてる」を聞きたかっただけなはずなのに
どうしてこんなふうになってしまったんだろう。)
- 2012/08/06(月) 20:33:20|
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