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泣かないのかい、と、ぽつり。
背中合わせの彼が呟いた。
それはどれ程久々の言葉だつただろう。
それじゃあ、泣こうかしら。と呟けば
はらり、はらり、と透明な滴が畳に落ちた。
貴方は泣かないの、と、溢れる涙をそのままに問うと、
そうだね、それじゃあ僕も泣こうかな。
なんて、軽い口調で呟いて
彼の背中が、僅かに震えた。
冷たい秋の、夜のお話。
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- 2012/07/27(金) 10:36:57|
- 詩
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| トラックバック:0
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| コメント:2
しばらくぶりにブログを更新しました!
それもこれもフユアカリさんからいただいたコメントのおかげです!
ありがとうございます!
さて、『ゆらゆら。』から今作まで、一気に拝読しました!
いやぁ、素晴らしい!
なんかフユアカリさんの作品を読んでいると情景が浮かんできて、なんとなく懐かしいような切ないような気持ちになります。まるで、幼い頃の自分に戻ったような、不思議な感情を抱きます。とにかく、胸にしみこんでくる素敵な詩達です!
それに、言葉遣いが独特で、まるで昔の文豪が書いた文章のように感じられます。
また素晴らしい詩を読ませてもらいに来ますね!!
- 2012/07/28(土) 16:45:29 |
- URL |
- ゆない。 #-
- [ 編集 ]
お久しぶりです。
コメント、ありがとうございました。
そんな風に言っていただけて、とても光栄です。
久しく詩を書いていなかったので、ちょっと不安だったのですが(笑)
私自身、ゆない。さんの詩や文章にとても刺激を受けていて、読むと切なくなったり、逆に頑張ろうという気持ちになったり、とにかくとても感動しています。
これからも、よかったらよろしくお願いします。
- 2012/07/29(日) 07:24:51 |
- URL |
- フユアカリ。 #-
- [ 編集 ]